- これから歯科衛生士になろうかと迷っている
- 歯科衛生士になって後悔したことを知りたい
- 歯科医院内での裏事情に興味がある
高い授業料を払って歯科衛生士になるにしても、本当にこの道を進んでもいいのか迷いませんか?
歯科衛生士になるためには、専門・短大・大学のうちいずれかの養成所を卒業し、国家資格を取得しなければいけません。
養成所での修業年数は最低でも3年以上と決まっています。
実際にかかる費用としては、僕の母校(現在は歯科衛生士のみ)を参考にすると、
最低でも3年間で、総額266万2500円かかります。
これ以外にも、教科書・施設拡充費・実習器材・白衣・課外活動等の費用が必要とのことですので、約300万円ほどはかかると思われます。
これだけの費用と時間をかけて、いざ歯科衛生士になった途端、思っていたのとは違ったから辞めますなんてことは絶対に避けなければいけません。
そこで本記事では、
- 実際に聞いてみた現役歯科衛生士の本音リスト
- 歯科医院内での人間関係
- 辞めたいと思った理由
これらをまとめましたので、ぜひお役立てください。
歯科衛生士たちの本音
人間、誰しも仕事が嫌になることはあります。
壁にぶつかっては乗り越える、これを繰り返して少しづつ成長していくものです。
しかし、心が折れてしまっては元も子もありません。
国家資格を取り、ようやく歯科衛生士となった彼女達を待ち受けていた、職場でのストレスの元とはいったい何なのでしょうか?
歯科医院内の人間関係
歯科医院で働くことが多い歯科衛生士さん。
工場などの何百人と人がいる環境とは違い、狭い空間かつ限られた人数の中での人間関係は、一度こじらせると大変なようです。
歯科衛生士の主な業務は、歯科診療の補助。
常々一緒に仕事をすることになるのが、院長先生です。
経営者としてもトップの位置に存在する院長にも、いろいろな方がいるようで・・
院長自体が最悪な場合
嫌われる院長の特徴として。
- ワンマン経営
- 歯科衛生士を見下し怒鳴りがち
- 些細な仕事も全部ふってくる
- 好き嫌いが激しくえこひいきする
どこの歯科医院にも、このような院長が存在するという訳ではありませんが、後悔する歯科衛生士さんの意見で多いのが、最悪な院長だったということでした。
自分の理想とするリーダー像に沿った人には、なかなか出合えないものです。
僕が働いている工場では、リーダーや班長といった立場の人とウマが合わない場合、他の人と交代(班の移動)といった救済処置があります。
しかし、人数の少ない歯科医院ではそうもいきません。
更に追い打ちをかけるかのように、お局化とした先輩の存在もあるようです。
影のトップ「お局様」の存在
出典:1D
若いころは可愛かった(?)歯科衛生士さんも、同じ歯科医院で長く働いた結果パワーアップし、最終形態として「お局様」となってしまった人もいるようです。
嫌われるお局の特徴は以下の通り。
- 滅菌室や休憩室で陰口や悪口ばかりを言う
- 人によって態度を変える
- 間違っていても謝らない
- 自分なりの仕事の仕方をする
- なんせとにかく頑固
男目線で言わせてもらうなら、ただの嫌われ者のおばさんです。
こういう人に限って平気で不倫してたりするんですよね。
要は自分勝手な人ですので、適当に調子を合わせた付き合い方をするしかありません。
ツイッターではお局が生まれる原因について、こんな議論が交わされていました。
“前職で目を付けられてしまい「なぜお局様が生まれるのか?」と疑問に思い調べたところ一番しっくり来た答えは「マネジメントの不在」。現場のジャイアンを野放しにしているマネージャーが原因。必ずしも本人が好きでやってるわけではなく、自分が秩序にならなきゃと正義感で動いていたりする。
— Hayley (@tokiohayley) November 27, 2019”
この意見には共感する人が多く、有力説として一時ネットで話題となっていたことがあります。
以前、働いていた歯科技工所にも「お局」と呼ばれていた人がいました。
確かにそのときの原因も「マネジメントの不在」だった気がします。(なぜか上司も文句を言わない状況)
ただ長いこと働いていただけに、仕事はしっかりとしていました。
しかし、気に入らない後輩の女性従業員には非情な対応をすることなど、悩みの種でもあったのです。(この方、最終的には、後輩女性をいじめていたこと・社内不倫の証拠を更に上の上司に突き付けて移動してもらいました)
勝手気ままに仕事をするお局では困りますが、変な正義感からお局化とした人には、上手に褒めてうまく人間関係を築くことができれば、新しく仕事を教えてもらえる良き先輩になるでしょう。
上司が頼りないからと、落ち込む必要はありません。
お局は使いかた次第でどうにでもなります♫
迷惑かつ嫌な患者さん
※写真は歯科衛生士さんの心情をイメージしたものです。
お客様は神様ですとはいえ、最低限のマナーやエチケットは守ってほしいもの。
歯科衛生士さんから嫌われる患者さんの特徴がこちら。
- 予約もしないで急に来る
- 毎回、予約時間に遅れる(事前連絡なし)
- 診療時間終了ギリギリに来る
- 態度が大きく、ちょっとしたことで怒る
- 歯を磨いてこない
- 待ち時間があると怒ってくる
今の時代、さすがにセクハラをしてくるような患者さんはいないとは思います。
しかし、自分都合でしか物事を考えられないのか、はなから何とかしろよとでも言いたげな患者さんがいるようです。
想像した労働条件との違い
就職内定時に提示された労働条件と、働きだしてからの違いに戸惑う方もいるようです。
しかしこれはどの仕事をしていても、多少の違いはあるものだと覚悟しておいた方がいいかもしれません。
歯科衛生士さんの場合で、労働条件が想像と違ったとの意見はこちら。
- 長時間労働・・休憩時間が2時間ほどあるため、8時間労働としても10~11時間は拘束される
- 退社時間が読めない・・急患が入るなどのため、急に残業となることもしばしば
- 福利厚生がない・・歯科医院では、健康保険や厚生年金が完備されていないところが大半です
- 土日休みが取りにくい・・歯科医院は月曜~土曜日までを診療しているところが多いため、平日のどこか1日と、日曜日の週休2日となる場合が多いです
- 年収・・平均年収は約350万円。頑張って450万くらいが限界との意見あり
驚かれるかもしれませんが、個人経営の歯科医院では、社会保険に入るための義務規定に当てはまらないので、社会保険への加入義務がありません。
そのため、福利厚生に関しては一般企業に比べると、脆弱であると言わざるを得ません。
まとめ
- 歯科衛生士が後悔する大きな原因は、人間関係と労働条件についてが大半
- 職場移動ができないため、院長とお局のどちらともうまくやる必要がある
- コミュニケーション能力の低い人は、歯科衛生士には向かないかも
- マナーのない患者さんへの対応には大変な思いをする
- 平均年収は約350万、福利厚生はないと思ったほうがいい
歯科衛生士さんが後悔したことの原因は、大きく分けて「人間関係」と「労働条件」の割合が大きいと分かりました。
人間関係については、特に歯科医院内という狭い空間でのお仕事となるため、他に逃げようのない点が辛いところではあります。
しかし、どこにいっても人間関係は付きものです。
人付き合いが嫌だからといって他の仕事を選ぶとしても、おそらくまた同じことで悩むようになるでしょう。
その理由は、社会に出て働くことと、人とのつながりは密接な関係にあるからです。
では、どうしたらいいのかというと、コミュニケーション能力を磨くしかありません。
嫌なことにも上手に対応できるようにする。
少々のことにも我慢をして、耐えられる忍耐力をつけること。
そのためには、しっかりとした志(こころざし)が必要です。
労働条件には多少の難があるものの、こちらも人間関係同様にどこも完璧とはいきません。
自分の能力との兼ね合いもありますので、あまり高望みをしても仕方のないことでしょう。
歯科衛生士のお仕事には、後悔する点以上に沢山の魅力があります。
もし、あなたが歯科衛生士になると決めたのなら、年収アップは期待できませんが、何年か働いた後で「認定歯科衛生士」の資格に挑戦し、自身のレベルアップをするという手もあります。
このように、歯科衛生士は元々の国家資格+認定歯科衛生士という資格を持つことで、あなたにしかできない唯一無二の存在になれるといった、独立性の高い職業とも言えます。
嫌な側面を知った上で、それでもやると決めたのなら、誰のせいにするでもなく、自分で決めた道を突き進んでください。
そうすればきっと、嫌な院長やお局がいても、いつの日かきっとあなたを認めてくれることでしょう。
人間関係をよくするためにも、努力は必要です。
では、また。