歯科技工士の仕事

【歯科技工士が嫌になった人へ】歯科技工士免許を活かした転職3選‼【補聴器など】

こんな人におすすめ
  • もう歯科技工士の仕事なんてやりたくない
  • せっかく取得した歯科技工士免許を別の仕事に活かしたい
  • 手先の器用さに自信がある

今回は「歯科技工が嫌になった人」へ向けて、「歯科技工士免許を活かした転職先を3つ」紹介したいと思います。

歯科技工士を辞めたい‼

でも、せっかく取った歯科技工士免許がもったいないし、何よりも学費を払ってくれた親に申し訳ない、なんて思ったりしていませんか?

このような悩みは、歯科技工士をしている人なら誰でも一度は思うことです。

僕も歯科技工士だった時代は散々悩みました。

そもそも歯科技工士の専門学校しか出ていない自分が、他業種への転職なんて無理だろうと。

でもこれ、単なる思い込みにしか過ぎなかったんです。

僕は実際に他業種へと転職をして、現在の年収600万円を達成しています。

なんだそんなものかと思うかもしれませんが、歯科技工士を続けていてはなかなか到達できない領域ではないでしょうか。

先に言っておきますが、僕が言いたいのはどうだすごいだろうではなく、「行動することで人生は大きく変わる」ということです。

「そんなもん、たまたまうまくいっただけだろう」と思う方もいるでしょうし、その心情は理解できます。

ただ、「環境を変える」という観点からも、「行動をすること」の重要性は揺るぎないと思うのです。

いやいやお前、変な自己啓発本読みすぎぃ!なんて言わないでくださいね(笑)

これから紹介する他業種は、歯科技工士なら誰もがよく聞く職業のことと、僕が今働いている職業のことも交えてお話したいと思います。(どうやって今の会社に入ったのかも)

それではさっそく見ていきましょう‼

歯科技工士免許を活かした転職3選‼

歯科技工士時代の先輩方は皆、転職に関してこう言っていました。

「歯科技工士以外に何をするの?」

要は彼らが言いたいのは、「歯科技工以外にできることなんてない」ということでしょう。

それに転職をしたところで、現状以下になったらどうするんだと。

しかし僕は「低賃金・長時間労働」からの脱出を早くしなければ、後で取り返しのつかないことになると焦っていました。

そこで着目したのは、歯科技工士としての自分の売り方です。

自動車メーカーへの転職

僕は今、自動車メーカーで機械の修理をしています。

ハローワークへ登録し、まず担当の方に言われたのは、「あなたは今までモノ作りに携わってきたのだから、製造が向いているんじゃない?」ということでした。

確かに自分の武器として当てはまるのは、

  • 真面目な性格
  • 手先が器用
  • 口が達者

僕にはこれといった学歴がないので、この3つしか武器がありません。

これを就活用に言い換えると、

  • コツコツと真面目、継続的に取り組むことができる
  • 精密なモノ作りが得意
  • 面接が得意

このような自己分析となります。

口が達者なら営業も行けるのでは?と思われるかもしれませんが、それでご飯を食べて行けるほどの自信がありません。

それに、モノ作りという手先の器用さを活かした仕事でなければ、今後のモチベーションを保つことが難しくなりそうだという理由もあり、この仕事を選びました。

履歴書でのアピールポイント

先ほども書いたように、真面目な性格に関してはそのまま書いていいと思います。

ただ、手先が器用なことに関しては、何がどう器用なのかをしっかり書かなければアピールになりません。

そこで僕が履歴書に書いたのは、

はじめは大まかなものしか作れませんでしたが、マイクロスコープを使った作業をするうちに、最終的にはマクロ単位でのモノ作りをすることができるようになりました。

更に、作られた技工物(補綴物)の検査・検品をしていた経験から、絶対に不良品を出さないという「品質の安定」への意識の高さが強みです。

自動車メーカーに転職した際の履歴書より

入社してから分かったのですが、自動車メーカーは「品質の安定」という言葉が大好きです。

もし何かあればリコールとなり、新聞沙汰にもなってしまうので当たり前なのでしょう。

同じく「品質の安定」といっても、歯科技工のように個人を相手にしているのと、世界中へ出荷している自動車メーカーとでは規模が異なります。

いずれにしても、お客様あってのこと。

「手先が器用なこと」につけ加え、「品質の安定」に関しては、うまく自分を売り込む重要なアピールポイントとなります。

面接でのアピールポイント

正直に言って僕は最初に入った会社も今の会社も、「ある人のモノマネ」をして成功しています。

みなさんは「マネーの虎」という番組があったのをご存じですか?

ズラッと並んだやりての社長達を前にして、これから新規事業を始めたいという方が出資金を募るというもの。

みごと社長達の心をつかんだ人だけが、出資金を持って帰れるのです。

この番組で、株式会社ひばりプロダクションの加藤社長が出資したいと名乗りを上げた方がいます。

それはこちら、

「世界一、お客様のことを考えることのできるレストランをつくります」と語った、立花洋さん。

この方がどんな人かというのはさておき、内に秘めた真面目な人間性がにじみ出ていると思いませんか?

僕がモノマネをしたと言ったのは、この方の喋り方です。

他の社長達に何を言われてもブレない信念は、質問に対してスッと答えた後で、軽く微笑むことさえできています。

この喋り方に自分のやる気や本心を乗せて、面接官に思いっきり自分の想いをぶつけたところ、面接で落ちたことはありません。

嘘だと思うなら試してみてください。(たぶん受かります)

面接は一発勝負です。

やったもん勝ちくらいの強い気持ちで、悔いのないように臨みましょう!

補聴器を作る仕事

次に紹介するのは、補聴器のお仕事です。

まずは実際にあった求人表から見ていきましょう!

仕事内容

・補聴器の製造業務

・各店舗から回収された顧客毎の耳型(シリコン製)の形状確認

・耳型のスキャン

・3Dプリンターを用いた補聴器成形業務

・電子部品の組込み、表面のコーティング業務

※歯科技工の成形技術が、補聴器の成形でそのまま活かせます。

労働条件等

【勤務時間】9:30~17:30

【待遇条件】各種社会保険完備。退職金制度、家族手当、出張手当

【休日休暇】完全週休2日制(土・日)、祝日。夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇

【給与】350~400万円

【対象者】

・歯科技工士の有資格者(必須)

・補聴器の製造経験は問いません

・専門学校卒以上

出典:求人ボックス

労働条件を見た限りでは、大手歯科技工所よりもよさそうですね。(勤務時間が守られればの話ですが)

しかし、いきなり補聴器を作れと言われても、専門学生時代でさえ作り方を習ったことがなく、不安になることでしょう。

歯科技工物と補聴器は畑違いのように思えますが、その技術と材料は非常によく似ているとのこと。

では一体、仕事内容にある補聴器製造とは何をするのかというと、耳掛け式補聴器に欠かせないイヤーモールドというものを作ることになります。

イヤーモールドって何?

イヤモールドとは耳の形状に合わせた「オーダーメイドの耳せん」のことです。

ハウリング(音漏れ)によって「ピーピー音」がよく鳴るという人や、補聴器が耳から外れやすい人にも装着が安定するのでおすすめだそうです。

出典:理研産業補聴器センター

作り方をざっくり簡単にまとめると、

  • お客様の耳の型取りを行ったシリコンを工場へ送っていただく
  • シリコンの形状確認をする
  • イヤーモールドへと置き換える
  • 電子部品の組み込み、表面加工

実際に作ったことはないので正確なことは分かりませんが、おそらく型取りから材料への置き換え、最終的な表面加工は「義歯作成」同様と考えてよさそうです。

だからこそ、歯科技工士が優遇されるというわけですね。

この他にも求人を出しているところがあるようですので、転職の参考にしてみてください。

ネイリストへの転職

ネイリストになるために歯科技工士免許が優遇されるかというと、そうではありません。

ただ、手先の器用さを活かした仕事としては、これも選択肢の一つだと思ってください。

それでは厚生労働省のデータから算出した、ネイリストの平均年収などを見ていきましょう。

ネイリストの平均年収など
  • 平均年齢:36.2歳
  • 勤続年数:6.4年
  • 労働時間/月: 169時間/月
  • 超過労働:6時間/月
  • 月額給与:253,800円
  • 年間賞与:152,000円
  • 平均年収:3,197,600円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」

気になる平均年収は、約320万円が相場のようです。

更に調べたところ新人では年収200万円代、ベテランネイリストになると年収500万円以上を稼ぐ方もいるようです。

この辺りは歯科技工士と変わらないですね。

ネイリストになるには?

ネイリストになる方法について調べたので、これから目指す方の参考になれば幸いです。

ネイリストになる方法
  1. 専門学校に通う:費用 200万円 (夜間・週末のみ):30万円~50万円/年
  2. 通信教育などで独学で学ぶ:費用 5万円~10万円
  3. 未経験でネイルサロンに勤めて学ぶ 

出典:キャリアガーデン

現在、歯科技工士として働いている方は、夜間・週末のみの専門学校に通うのが現実的かなと思います。

そして、プロのネイリストになるためには、「JNECネイリスト検定」の2級に合格する必要があるそうです。(実技試験あり)

これから真剣にネイリストを目指すのなら、費用が安いからといって通信などの独学で学ぶのは効率も悪く限界があるため、やめた方がいいでしょう。

ちなみに男性がネイリストになるためのスクールも紹介しておきますが、全国的に存在するわけではありません。

やはりプロになった後も女性の方が圧倒的に需要があるそうですので、男性の活躍する場は少ないようです。

まとめ

  • 異業種でも安定を取るなら自動車メーカー 
  • 歯科技工業務に近いものがよければ補聴器メーカー
  • 手先の器用さとオシャレが好きならネイリスト(女性向き)

実はまだこの他にも「歯科材料メーカー」や「ジュエリー(彫金師)」などの転職先があります。

しかし、歯科材料メーカーへの転職の条件として多く見受けられるのは「大卒であること」のため、ほとんどの歯科技工士さんには当てはまらないと思い、紹介することをやめました。

更に、ジュエリー(彫金師)で食べていくのはかなり厳しいことが予測されましたので、こちらも紹介するのをやめています。

あくまでも今回僕が紹介させていただいたのは、現実的にご飯を食べていけそうなものだけをピックアップしています。

これから先、歯科技工士の経験を活かした転職を考えている方の参考になれば幸いです。

では、また。