- 元歯科技工士だった有名人を知りたい
- 歯科技工士とゆかりのある有名人が気になる
- たまには歯科技工士の明るい話題に触れたい
今回は有名人の中でも、元歯科技工士・親が歯科技工士・歯科技工士の方と結婚された方などを紹介したいと思います。
自分と同じ職業に関連した有名人って、なんとなく気になりませんか?
例えば、有名人の配偶者が歯科技工士だったりすると、何でその人を選んだのだろうと気になってしまいます。
「歯科技工士」という特殊な職業が余計に興味を沸かせるのかもしれませんね。
これから紹介する人達も、僕がたまたま興味があって調べたところ、意外な結果を知ることになった有名人です。
歯科技工士に興味のない方でも、知っている有名人が出てきたら、きっと明日には誰かに話したくなるかもしれません。
ぜひ、最後まで楽しんでご覧ください。
それではさっそく見ていきましょう‼
歯科技工士免許保持者
神保悟志さん
映画やドラマに俳優として活躍されている神保さんですが、実は元歯科技工士なんです。
高校在学中に役者の道を志すが、進学校だったために「役者になる」と言えず、表向きは歯科技工士になるため専門学校へ通うということで上京する。
Wikipediaより
神保さんが卒業されたのは、「横浜歯科技術専門学校」です。(現、横浜歯科医療専門学校)
あくまでも上京をしたいがために、歯科技工士になると言って出てきた神保さんですが、途中で退学することもなく、ちゃんと歯科技工士免許を取得されています。
しかし結果として、神保さんがどこかの歯科医院で働いていたという情報は、どこにもありません。
そのため、元歯科技工士とはいっても実務経験はないと思われます。
専門学校卒業後は、
「普通の歯科技工士より、高い特別な技術を身につける学校に通う」
と嘘をつき、追加で親から貰った学費を「劇団俳小」という、東京にある劇団の養成所に支払い、通っていたそうです。
この頃は、親をだましていたということもあって、かなり切り詰めた生活をしていたとのこと。
上京後は風呂無し、共同トイレのボロアパートに住み、アルバイトをしながら養成所に通ってレッスンをしていたそうです。
そんな努力が実り、現在までにも俳優さんとして活躍中の神保さんは、元宝塚の鮎ゆうきさんという、とても綺麗な方とご結婚されています。
同じ元歯科技工士としても、羨ましいかぎりです。
資格取得はあくまでも役者になるための布石だとしても、これだけのキャリアを積み上げてこられたのは、本当に凄いことだと思いました。
- 歯科技工士免許を持っているが、実務経験は無い
- 歯科技工士になったのは、上京するための口実
- 奥さんは元宝塚の鮎ゆうきさん
シャンプーハットのてつじさん
相方の恋さん(旧、こいちゃん)こと、小出水 直樹さんとの出会いの発端は、新大阪歯科技工士専門学校でした。
ここで意気投合した二人は、心斎橋筋2丁目劇場の素人参加型ライブ「ワチャチャライブJr.」に出場するためにコンビを結成します。
その後、ナイスフェイスというコンビ名で1995年にデビューするも、鳴かず飛ばずのために何度かの改名を経て、現在のシャンプーハットとなったそうです。
肝心の歯科技工士免許の取得はというと、てつじさんは歯科技工士免許を取得されています。
しかし、恋さんの方は学校を中退してしまったために、歯科技工士免許を取得していません。
ウン百万円の学費を支払っておきながら、1年目の夏の時点で学校をやめると決めていたそうです。
てつじさんは「国家試験も取ったことだし、歯科技工士はいつでもなれるから、1年間ぐらい芸人やってみるわ」と言って、それから現在まで芸人を続けているとのこと。
そのため神保さんと同じく、歯科技工士としての実務経験はないようです。
- シャンプーハットの二人が出会ったきっかけは、新大阪歯科技工士専門学校
- 歯科技工士免許を取得しているのは、てつじさんの方だけ
- 免許は取得したが、実務経験はない
- 恋さん(旧、こいちゃん)は学校を中退している
ホラー漫画家の伊藤潤二さん
「富江」や「うずまき」というホラー漫画の作者でもある伊藤さんは、歯科技工士専門学校を卒業した後、歯科技工士と並行しながら漫画家としても活動されていたそうです。
富江でデビューした後、しばらくして漫画に専念したとのこと。
流石に歯科技工をしながらのマンガ執筆は、ムリがあるかと思います(笑)
- 1984年 歯科技工士専門学校を卒業し、歯科技工士になる
- 1986年 「富江」が第1回楳図かずお賞にて佳作入選しデビュー
- 1990年 歯科技工士を退職し、マンガに専念する
- 歯科技工士としての実務経験は「6年」ほどである
以上のことから、伊藤さんが歯科技工士として従事されていたのは、6年ほどであることが分かりました。
今までに紹介させていただいた方の中で、実際に本人が歯科技工士として働いた経験があるのは、伊藤さんだけです。
同じ元歯科技工士として、誇らしく思います。
父親が歯科技工士の声優・歌手
水樹奈々さん
アニメ、NARUTO -ナルト- の「日向ヒナタ」や、ONE PIECEでは「光月日和」などの声優をされている水樹奈々さん。
この方は父親が歯科技工士だったそうです。
とても厳しい父親だったらしく、本人曰く「昭和の父」という言葉がぴったりであったとも。
本業は歯科技工士であるにもかかわらず、野球の審判、歌唱指導、船舶操縦などいろんな資格を持っていたとのことから、ただ者ではありません。
そんな父親から、水樹さんが歌の英才教育を受け始めたのは5歳のときから。
幼稚園や学校から帰るとすぐ、父親が歯科技工を行う仕事場にてレッスンが始まったそうです。
歯科技工を行う最中に歌っていたということは、歯科材料を削る騒音や粉じんが舞う、最悪な環境であったことが想像できます。
更には、いつでもベストパフォーマンスで声を出せるようにと、マイクは使わせてもらえずじまい。
「歌詞は明日までに覚えてくるように」とも言われ、必死に歌詞を手書きで写すなど、そうとう厳しいトレーニングを受けていたようです。
転機が訪れたのは中学2年生のとき。
のど自慢大会などのイベントに、毎週のように参加していた水樹さんの元へ、東京の芸能事務所の社長がスカウトにやってきました。
ただし、事務所で面倒を見るための条件は「全国せとうちカラオケ選手権」で優勝すること。
結果、カラオケ選手権にてみごと優勝を果たしたことをきっかけに上京。
その後、堀越高校に通いながら歌の勉強をし、高校3年生のときに声優オーディションに合格し、20歳で歌手デビューされました。
お父さんの方はというと、水樹さんが高校を卒業した年に脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの長い闘病生活の末、2008年に75歳で亡くなられています。
この翌年に紅白歌合戦に出場を果たした水樹さんは、
「離れていてもつながっていました。父がいなかったら今の私はなかったと思います」
などと語られています。
歯科技工士の仕事だけでも大変なのに、これだけ娘への教育に心血を注げたことは本当に凄いことだと思います。
現在も活躍されている水樹さんに、天国にいるお父さんも喜ばれていることは間違いありません。
- 父親が歯科技工士
- 「昭和の父」が代名詞なほどスパルタであった
- 水樹さんは5歳の頃から、歌の英才教育を受けていた
- 20歳でデビューを果たすも、父親が2008年に亡くなる
奥さんが歯科技工士の手相占い芸人
島田秀平さん
数々の芸能人の手相を占っている島田さんは、2016年に歯科技工士の方とご結婚されています。
出会いのきっかけは、島田さんが「号泣」という漫才コンビで活動していた2003年以降、手相芸人として人から相談されることが多い島田さんに対し、アドバイスをしてくれたのが今の奥さんだったそうです。
日取りは占いの師匠でもある、「原宿の母」に決めていただき、証人には、同じ事務所の先輩芸人「さま~ず」のお二人に書いていただいたとのこと。
なかなか表にでる機会の少ない歯科技工士と、芸人さんとの結婚とは珍しい組み合わせですね。
- 2016年に歯科技工士の方とご結婚
- きっかけは今の奥さんがアドバイスをしてくれたこと
- 占いの師匠は「原宿の母」
まとめ
「歯科技工士免許保持者」
- 神保悟志さん
- シャンプーハットのてつじさん
- ホラー漫画家の伊藤潤二さん
「父親が歯科技工士だった」
- 水樹奈々さん
「歯科技工士の方と結婚された」
- 島田秀平さん
調べた結果、ほとんどの方が歯科技工士として働いた経験はありませんでした。
しかしこうして、何らかの形で歯科技工士と関わりがあることを知ると、嬉しい気持ちになるものです。
もしこの他にも、歯科技工士と関わりのある人を知っている方は、教えていただければ幸いです。
では、また。